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Hedwig and The Angry Inch

hedwig 12日の夜は、三上博史のロックミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」@ZEPP TOKYO。

性転換手術に失敗して“怒りの1インチ”が股間に残ってしまったロックシンガー、ヘドウィグが自分の“カタワレ”を探し求める物語。元は、NYのドラァグ・バーで生まれ、ブロードウェイで演じられるまでになったロックミュージカル「Hedwig and The Angry Inch」。ゲイ、ドラァグクイーン、ベルリンの壁…その特異な題材からキワモノと見る人もいるが、60年代から80年代のロックをベースとした、LIVE劇の秀作だと思う。

私は映画 の「Hedwig and The Angry Inch」でこの作品にハマったクチ。いつか本家のミュージカルを観たいとずっと思っていた。そして昨年、三上博史主演で日本でもミュージカル版が上演。残念ながら昨年の舞台は観に行けず、非常に心残りだったのだが、今回はなんとかチケットをGET。ようやく三上ヘドウィグを観ることができた。

まず、三上博史の歌に驚いた。彼は、昔から私が一番好きな俳優さんなのだけど(デビュー作である寺山修司の映画「草迷宮」の三上はじつに美しい)、あらためてその演技力と歌唱力にビックリ。ヘドウィグの扮装も手伝って、ちょっと前のビジュアル系ロックぽいような気もするが、シャウトをきかせた歌い方で低音に伸びがあり、本当にうまい。バンドの音もハード&スタイリッシュで私の好みだった。

三上のヘドウィグは、本家のジョン・キャメロン・ミッチェルの演技(映画しか観ていないが)よりも男らしい感じ。ミッチェル版はヘドウィグの“女”の部分がよく伝わってくる。身も心も女という印象。三上版は、うーん、どっちかというと“男”。女装のゲイに見えたなぁ。このあたり、その世界の方々はどう見るのか、気になるところ。今度、お友達のSちゃん(まさに新宿2丁目の人)にこっそり聞いてみよう。

この作品は、ロックのLIVE演奏の合間に主人公がMCのように話す方式でストーリーが進む。われわれ観客はヘドウィグと一緒に物語を体感していくのだ。今でもカルト的人気を誇る「The Rocky Horror Show」のように(私も大好き!)、「ここでこの掛け合い」みたいな“お約束”が「Hedwing~」にもいくつかあるらしい。しかし、日本バージョンはまだ2年目だし、その“お約束”はさすがに浸透していないようだった。最前列あたりに陣取る一部の人たちがそれらしい動きをして、みんなが少しずつそれに合わせていたので、回を重ねると定着しそう。ロングラン、定番化しないかなぁ。

楽曲が非常に充実していて、へヴィなロックからスローバラードまでいずれも名曲ぞろい。そのなかで、いつ聴いても涙腺がゆるんでしまう曲が3曲あるのだけど、三上ヘドウィグでもやっぱりキチャッタ……。バリバリのロックでも泣ける。本当に。昨晩の上演では、カーテンコールが4回(5回だっけ?)。オールスタンディングにはならなかったが、拍手が長~く続き、最初2回は三上サン単独でお辞儀、その後は出演者総出で拍手に応えて。会場はとてもいい雰囲気だった。

photo/左は各座席に敷かれていた座布団「HEDHEAD(ヘドヘッド)」。パンフレットの表紙はもちろん三上ヘドウィグ。

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投稿: BC7管理人 | 2005.08.13 06:02

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