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気合を入れて

my-syami01仕事のため、長唄協会の夏季演奏会(国立小劇場)へ行けなかった。残念。

今月、うちの師匠は国立の歌舞伎に出ているため、演奏会へは不参加。師匠は最近、ずっと歌舞伎でお忙しい。ちなみに、先月のコクーン歌舞伎でも連日、下座(げざ)でご活躍。私は御簾(みす)のすぐそばの席だったので師匠から丸見えだったそーだ。

来年、うちの一門の大きな会があるのだが、私もなにやら演らねばいけないような雰囲気が。名取になって1年経つが、その後は勉強会もPASSしてばかりで、へらへらしているまさに名ばかりの名取な私(家元、申し訳ゴザイマセン!)。そろそろ名取の自覚を持てってことですかね…。昨年5月の家元のお浚い会で黒紋付を初めて着て、そのときに合同で2曲ばかり弾かせていただいた。他人数の合奏では階段状の雛壇を使うが、私はそのとき、3段目の一番端。新名取なので、当然一番脇の位置。立(たて)への道は遠く、長いと本当に肌で感じた。

舞台で弾くのは、とても緊張する。会の直前になると仕事も手につかなくなるし、三味線以外のことがおろそかになる。胃もキリキリして、食欲も落ちる。弟子の発表会であるお浚い会はシビアな演奏会とは違い、先生方もみな笑顔で「舞台を楽しんで」とおっしゃるのだが、当の本人はそんな余裕はなく。まあ、実際には下浚え(リハーサル)のほうが緊張するし、当日は意外と開き直れるのだけど。

自分の精進の足りなさにいつも愕然とし、毎回大なり小なり失敗をして。なんでこんなにキツい思いをするんだろうと、自問自答。しかし、それでも舞台は楽しい。曲が終わりに近くなると「ああ、もう終わってしまう」と思うもの。

来年のことだし、なんの曲を演るかまだわからないが、やおら気合を入れだす単純な私。今日の夜はちょこっとだけ三味線を自習した。Jリーグ、今日は鹿島も負けてイマイチな気分も少々晴れたかな。

photo/my稽古三味線。胴、棹ともに花梨。これは犬皮。糸を張っているのが音緒(ねお)と呼ばれる組みひも状のパーツ。10年使っているのでさすがに毛羽立ってくたっている。

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