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破れ三味線

my-syami-kouki-yabure今日は舞台用の紅木の三味線で自主練。三つ折(みつおれ)のケースから 出して弾いてみた。

たいていの三味線は3つのパーツに分解できるようになっており、たたんでコンパクトに収納できる。三つ折のケースとは、分解した三味線をしまうことができる専用のトランク。うちの紅木の三味線も、使わないときは分解した状態でケースにしまってある。

my-syami-kouki01胴(皮が張ってあるボディ)、棹(ネックの下部)、天神(糸巻きのついているヘッドとネックの上部)に分かれた各パーツの先端は組木のような構造になっていて、凹凸の溝を合わせて組み立てていく。うちの紅木の三味線は、溝が合わさる凹の部分に金が張ってあり(これを「金ほぞ(きんほぞ)」という)、組み合わせたときに、よりぴったりとなじむようになっている。稽古用の花梨の三味線(7月6日に写真をup)はずっと伸べ(のべ、分解せず組み立てた状態のこと)で使っていて分解したことがないのだが、こちらは値段的にも、内部に金などは張られていないと思う。

釘やネジなどは一切使われておらず、その構造は単純で、ちょっとしたコツをつかめば簡単に分解したり組み立てたりできる。パズルのようでおもしろい。といっても、非常にデリケートな楽器なので、傷をつけないように、壊さないように慎重に扱う必要がある。無神経に作業をすると、天神や糸巻き、棹が折れたり、皮に傷がついたりする。金ほぞを合わせて組む&はずす瞬間は、いまだに緊張する。

my-syami-kouki02糸を張って駒をつけ、さあ、お稽古。この三味線は象牙の撥で弾く。紅木の三味線は華やかでクリアな音がする。そのぶん、指や撥さばきのよしあしがシビアに表れるので、きれいな音を出すにはかなり集中しないといけない。濁りのないきれいな音を出せるようになりたいと思う。難しいけれど。

しばらく弾いて、一瞬、左手に妙な振動を感じた。なんだろうと思って、三味線をチェックしたら、裏皮が破れていた。あー、ショック~。

photo/上・真ん中あたりの小さな裂け目が破れた部分。その長さ、約2cm。このぐらいでも音はけっこう濁る。裂け目が広がるとボコボコした音になり、まったく響かなくなる。これは四つ(猫皮)なので、張替え代もそれなりに…orz
中・三つ折用のケースと三味線。3つのパーツの先端はそれぞれ桐のカバーで保護されている。
下・棹の先端(上)部分。棹本体とカバーに「中上」と同じ印が記されている。棹の内部に金が張られている(金ほぞ)。

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