« いよいよ | トップページ | ワールドカップ第3日 »

佐門祭

Gakuyamimai昨日(6月9日)、「長唄 佐門祭」@国立劇場小劇場。

あいにくの雨模様だったが、たくさんのお客さまがいらして、「祭」らしく、会場は華やかな雰囲気に満ちていた。演者の一員として、あの場に居られたことを本当にうれしく思う。

朝イチで「鶴亀」を合同で。そして、7時間ほど(!)間が空いて、夕方に「吾妻八景」。朝は黒の紋付を着たが、午後に着替えて、いざ、本番。よく知られた名曲だから、ミスも目立ってしまう。もうドキドキだ。下浚えでいろいろと失敗してヤバかったのだが、その部分は本番でなんとか修正できたかも。でも、ほかの部分で思いっきり関係ない糸を「ベェ~ン」と叩いてしまったり…。ああ、精進が足りませぬ。師匠、すみません。

今回、助演してくださった先生方の唄声と三味線の音を、演奏しながら客観的に聴くことができたのが驚き。声や節のつけ方の違い、小気味よい撥の音、上調子のリズム…。いろんな音が耳に入ってきた。お囃子なしの三丁三枚というシンプルな構成で臨んだ「吾妻八景」だが、さまざまな音が合わさって、すごく深い。こんなふうに感じたのは初めてだ。

「よかったよ」と師匠や先生方がおっしゃってくれたのが何よりもうれしい。同時に、細かい部分でポロポロとミスをした超未熟な自分というのもヒシヒシと実感できて、背筋がまた凍るような思いも…。ともあれ、祭は終盤、大いに盛り上がり、無事に終了した。

Noshiトリの「小鍛冶」(家元・杵屋佐吉師ご子息の名披露目)の演者がそのまま舞台に残り、ラストにご祝儀として「老松」を演奏。唄方の先生方が舞台の袖からそこに加わって、合唱になった。あの瞬間、会場が一体になったような気がした。和やかで、よい終わり方だったと思う。ちょっとウルッときてしまったよ。

家元、師匠、先生方、そして先輩方ほか同好のみなさま方に感謝。そして、来てくれた友人たちや仕事仲間に感謝。また、仕事等で来られなくなったとかえって気を遣わせてしまった方には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

photo/上・私宛に届いた楽屋見舞のお花。うれしかったよ~。ありがとう。
下・名披露目となった、家元ご次男の杵屋佐喜さんから頂いたまきものの手拭の熨斗(のし)。おめでとうございます。

|

« いよいよ | トップページ | ワールドカップ第3日 »

「長唄」カテゴリの記事

コメント

いつものようにできないのが本番なのかしら
作成してる時と改行が違うし、
へこみましたね。
でも、お花ありがとう。

投稿: かすみそう | 2006.06.12 23:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113332/10470583

この記事へのトラックバック一覧です: 佐門祭:

« いよいよ | トップページ | ワールドカップ第3日 »