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椀久

第101回 長唄 佐門会演奏会@内幸町ホール。17時開演。年末の月曜日のこの時間はさすがに厳しい。それでも、仕事をなんとか片付けて(先延ばしにしただけとも云ふ…)、30分ほど遅れて会場へ。

内幸町ホールは小さいから、私が着いたときにはすでにあらかた席が埋まってしまっていた。隅っこで立って演奏を聴く。「二人椀久」。本日は、2曲目でこの大曲がかかっている。「椀久」は私の大好きな曲。踊りの地だが、演奏だけでも華やかでじつにカッコいい。唄、三味線、そしてお囃子が巧妙に組み合わせられた曲で、緩急のつけどころがポイント。「お茶の口切~」からの盛り上がりは、何度聴いてもゾクゾクする。

さて、わが佐門の「椀久」は。合方がちょっと地味めなような気がしたけど、これが佐門の手だ。パワーに振るのでなく、古風で上品にさらりと曲を進め、聴かせていく演奏。同じことを、トリの「勧進帳」でも感じた。モダンの対極。クラシカルで、品よくまとまっているという趣き。これもまた美しいと思った。先生方、そして関係者のみなさま、おつかれさまでございました。

帰りの地下鉄の中、iPodで選んだのはもちろん「椀久」。芳村伊十郎全集より。こちらは力と強さ、そして粋方面に完全に振り切った感じ。うーん、これもカッコよすぎます。

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