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助六

Kabukiza_2書きそびれていた1月の歌舞伎座の観劇メモ。

1月16日、歌舞伎座夜の部。「鶴寿千歳(かくじゅせんざい)」「連獅子(れんじし)」「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」。松竹チケットWEBで戻りと思われる7列目、花道に近い席をGET。花道をたっぷり使う「助六」を楽しむにはこの上ない良席だった。

場内はいつもより和服の人が多く、お正月らしい雰囲気。私は開演ギリギリまで仕事だったため、思いっきり普段着で観劇。9日の演舞場へは着物で行ったんだけどね。私の2008年は團十郎&海老蔵の芝居で幕開け。こういう年もあるのだなぁ。

「鶴寿千歳」は松竹梅に翁姥というおめでたい筝曲舞踊。松(歌昇サン)、竹(錦之助サン)、梅(孝太郎サン)が軽やかに舞い、ラストは芝翫サンの姥、富十郎サンの尉が富士山バックにドドーンと決め。登場人物すべてが古典的な風貌なのがよかった。老けた…とは言いたくないが、富十郎サンの好々爺ぶりにちょっと驚き。でも、芝翫さんとのコンビはさすがで風格アリ。見ごたえあったな。

高麗屋親子の「連獅子」は、首振りが合ってなかったのが残念。最初はなんとなく合っていたが、どんどんズレていく。幸四郎サンは動きが小さいのに、染五郎サンはぶん回し(最後、2回半ぐらいおまけがついてた)。高麗家サンの獅子はこれでよいのか。でも、きれいだからOK。染ちゃん、とても若く見えた。お人形みたいだったよ~。半ばに登場する2人の僧、高麗蔵サンと松江サンの狂言回しが楽しく、なごめた。高麗蔵サンは女形じゃないほうがいいと思う。

そして「助六」。段四郎サンの口上で芝居は始まった。本家の成田屋バージョンだから「助六由縁江戸桜」という正式な名称になる。團十郎サンの助六は劇場で初めて観る。紫の鉢巻姿が色っぽく、番傘をさした姿は60過ぎには見えない。ピチピチの若衆にも見えないのがちと厳しいところだが、團十郎の十八番を堪能する。花魁の揚巻に福助サン、白玉に孝太郎サン。福ちゃんの揚巻は歌右衛門風あり、玉三郎風ありで表情が豊か。姿はさすがに美しく、衣装も小物も見事だった。もう少し上品さが出るといいのだが、気が強い女性だからこれでもいいのかな。三浦屋前に並ぶ5人の花魁の真ん中に芝のぶサン。おきれいでございました~。

「助六」にはキャラが立った人物がたくさん出てくるが、その中でも東蔵サンの通人がおもしろかった! 助六のまたくぐりをするおちゃらけた役で、アドリブをきかせるパターンが多い。東蔵サンは「どんだけ~」「おっぱっぴー」を披露。ギャグはすべることなく、場内大爆笑。さすがです。梅玉サンの白酒売はなよなよした感じがgood。團十郎さんと兄弟という設定だから、バランスも取れている。錦之助サンのかつぎ、歌昇サンの朝顔は配役にぴったりだし、意休(左團次サン)、満江(芝翫サン)は想像通りで安心して見られた。

成田屋の「助六」には河東節がつくが、けっこう迫力のある雰囲気なんだね。掛け声がえらく威勢がよい。あれがスタンダードかどうかは知らないが。長唄の「助六」はずいぶん前に習った記憶が。だがあまり印象がなく…やばい。あとで譜本を見てみよう。

photo/歌舞伎座は今年も興行が続いているが、いつ改築工事に入るのだろうか。1月16日撮影。

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