毛氈7段
長唄協会演奏会@国立劇場大劇場。
17時前に現地に到着。けっこう人が入っている。「熊野」から席に着く。国立大劇場は1階よりも2階のほうが音がよいような気がする。舞台も見やすいし。2階の後ろ目、真ん中あたりの席で鑑賞。
「熊野」「松の翁」「勧進帳」「四季山姥」「二つ巴」「臥猫」「土蜘」「娘道成寺」。かなり遅めに行ったのに、8曲も聴けた。開演11時30分、計21曲。全曲を座席にきちんと座って聴いた人はいるのだろうか。もしいるとすれば、エコノミー症候群が心配だ…。
四世杵屋佐吉が作った名曲「二つ巴」は上下巻通しで演奏された。上と下を男女で分分けるなど趣向を変えて演奏することが多いので、メンバーを変えずに一気に最後まで演るのは妙に新鮮な感じ。家元を始め、皆さまおつかれさまでした~。
「二つ巴」のあと楽屋へちらりと伺った。そこは本日の大トリ、各派女子合同による「娘道成寺」にご出演のお姐さま方でいっぱい。鼻炎で嗅覚が鈍っている私でも感じるほど、おしろいのにおいがあちこちから。演奏が終わった男性陣はいつも以上に長居は無用という雰囲気で撤収の早いこと、早いこと。ご挨拶もそこそこに、私も再び席へ。今度は3階で聴く。なるほど、3階も悪くない。
「娘道成寺」の前に20分の休憩が入った。女流合同はなんと7段の大舞台。これはさすがに廻り舞台が使えないのだろう。セッティングに20分かかるということだ。この待ち時間がちょっと興醒めだったけれど、幕が上がり、その豪華な舞台に圧倒された。
緋毛氈が敷かれた7段に並ぶは、181名の黒紋付のお姐さま方。唄も三味線もお囃子もぎゅうぎゅうだ。とくに唄はかなり窮屈そう。曲を楽しむ前に、間隔の狭さとか左右の音のズレ(思ったほどのズレではなかったが)とか、上のほうの段に上がるのは大変そうとか、そんなことばかり気になってしまった。華やかというより、とにかく迫力を感じた1曲。圧巻でゴザイマシタ!
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