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勉強会

Butai3月15日、長唄 佐門会勉強会@内幸町ホール。1曲目の「伊勢参宮」(いせまいり)に出演した。

この勉強会は今回で104回を数える。入場無料。佐門会員の若手による演奏会だ。文字通り「勉強」を目的としたもので、私のような新米名取も参加できる貴重な機会。この会に出させていただくのは2回目だが、初回の昨年春の会では合奏曲「春興」だけの参加だったので、唄と合わせるのは今回が初めてである。

昨年12月末に曲が決まって、お稽古は年明けから。「伊勢参宮」は四世杵屋佐吉の曲でうちの一門のものだが、私は演奏会で聴いたことがあるだけで、もちろん弾いたこともなく…。本番まで2ヶ月半、舞台では譜面は見られない。とりあえず覚えなきゃ!というところからのスタートだった。

諸々、無謀な取り組みだった。そう気づいたのは2月の終わり、下浚えが始まる頃。曲がきちんと頭に入っていないだけでなく、まず、三味線の調子の合わせ方など基本的な扱いがなってない。曲を弾く以前の段階での課題が多すぎて、三味線を連れて弾く、唄に合わせるというところまで行き着かないのだ。この問題は本番の日まで引きずってしまい、先輩方に多大な迷惑をかけてしまった。みなさま、本当にすみません。

いざ、本番。直前に舞台に乗ってざっと浚うことができたせいか、緊張はしたがあがることはなかった。「伊勢参宮」は本調子→二上り→本調子と2回調子を変えるため、調子が狂いやすい。下浚えでも散々失敗をやらかして不安だらけだったが、本番では、調子合わせは今までで一番うまくできたみたい。これには自分でもビックリで「調子いいかも」(シャレではないw)と思っていたら、ふだんやらなかったところでぽろぽろと手を間違えたorz やはり、舞台は生き物。魔物が棲んでいる。

幕が降りた直後、家元に「間違えたところで反応しちゃダメ」と注意を受けた。三味線の一番脇(もっとも端の位置)のすぐ横、舞台袖に家元がおられるので、その目の前で弾かなくてはいけないというのもまた大変だったりするのだが。ヤバい!と思った箇所で、やはり顔に出ちゃいましたか。首も頭もビクッと動かしていたらしい。ああ、ポーカーフェイスの訓練もしなきゃ、ですね。

しかし「伊勢参宮」は、同じメンバーで何度か浚った中では本番がもっともノリよく、まとまりがあってカッコいい唄と演奏になったと思う。下浚えの間はもう凹みまくりだったけれど、本番は楽しく演奏できた。弾き終わった直後、もう一度演りたいと思ったよ。タテ三味線、タテ唄の先輩を初め、みなさまに感謝。師匠にも今までで一番よかったと言われ、本当に報われました。ありがとうございました!

三味線の扱い方を基本からしっかり勉強すること。曲想や歌詞にもっと注意を払うこと。連れて弾くことを意識すること。勉強会に臨むために、まず勉強すべきことを学んだ気分。気づくのが遅いっつーの。お浚い会とは違うと思ってはいたが、まだまだ甘い気分でいた自分を大いに反省。日々、精進いたします。

photo/ライティング調整中の舞台。緋毛氈の後ろに階段舞台から客席は思った以上によく見える。今回、演奏中に前のほうの席に着いた人がいて目で追ってしまい、手を間違えてしまった…。

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コメント

あー、遅かった。
拝見したかったです〜

投稿: くり | 2008.03.18 01:39

>くりさん
こんにちは。すみません。告知するのもまだ恥ずかしく…。勉強会は3月と9月の定期演奏会ですので、またお知らせいたします!
今回、もっとも勉強になったのは、楽屋での処し方というか、お姐さま方との接し方。本当にいろいろな方がおられます。ウォッチングだけなら楽しいのですけどね~(^_^;)

投稿: yu-chika | 2008.03.18 09:01

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