文化・芸術

白鷺宝

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28日、小唄夜雨會@三越劇場。仕事でいつもお世話になっている盆栽のK先生がご出演。堂々たる舞台、さすがでございます。1曲わずか1~2分。その短い間に粋や艶を表現する小唄の世界。奥深い。

私は仕事もあって途中で劇場を後にしたため観られなかったが、会の後半では市川團十郎、吾妻徳弥の両氏が小唄振り(踊り)を披露。これが團十郎サンの久しぶりの仕事となったようで、復帰の話題はネットの芸能ニュースでも触れられていた。治療により、血液型が変わったとか。現代の医学では、そういうこともあるんだなぁ。

K先生から「白鷺宝(はくろほう)」を頂戴した。黄身餡をミルクで包んだ、まん丸のかわいらしい形のお菓子。上品な甘みでおいしい! 先生の地元・埼玉の銘菓なんですね。ありがとうございました。

photo/菓匠 花見の「武蔵野 白鷺宝」。卵の風味が生きた上品な味わい。銀紙で包まれた姿もかわいい!

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べったら市

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          Bettaraichi_yatai

          Bettaraduke

10月19・20日、「べったら市」。日本橋の宝田恵比寿神社の門前に「べったら漬け」の露店が並ぶ。江戸時代の中ごろから行われている、江戸の庶民のお祭りだ。

19日の夜、現地へ。日が暮れて雨が降り始めたが、けっこうな人手だった。「べったら漬け」はダイコンの麹漬け。浅漬けで味は甘め。いくつかの露店で試食して、おいしかったところで購入。量り売りで、40cmぐらいの長さのダイコンに塩漬けの葉っぱがたくさんついて1300~1500円ぐらい。んー、安くはないなぁ。

恵比寿さまに参り、焼きそばとたこ焼きとビールを買って、すぐ近くの師匠宅へ。先生は今月、三越劇場の澤瀉屋(おもだかや) の芝居に出演中。ほかの長唄演奏家の方々も集まっての飲み会に。奥様、おいしいお料理をありがとうございました(「べったら漬け」忘れて帰ってすみません)。

私は電車のある時間に失礼したが、3時ごろまで宴会は続いたとか。早めに帰ったのに山手線でぐるぐる回っちゃった人もいたってホントですかぁ。翌日の芝居は当然、午前中に開演。大丈夫だったんでしょうか…。まあね、二日酔いで舞台って、役者さんや演奏家さんたちにとってはごく日常的なコトらしく、酒臭くても頭が痛くても芝居は連日フツーに行われ、感動の演技・演奏を見せてくれるワケですが。さすが、プロ。

photo/「べったら市」にて。日本橋のオフィス街のど真ん中。駐車場などが宴会場になり、仕事帰りの人たちがあちこちで飲んでいる。19日は雨だったが、人は多かった。

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祇園祭

           Kyotoroji

新潟の地震、被害が拡大しませんように。復興を祈ります。

この連休は法事で実家へ。大阪・京都は台風の影響があまりなく、風雨もさほどひどくはなかった。ちょうど祇園祭の時期。山鉾が立ち並ぶ鉾町を15日夕方から散策した。昨年は仕事だったが、2年連続でこの期間に京都に居られてラッキー! 人はたくさん出ていたが、天候のせいか連休中日の宵々山にしては空いていて、今回は鉾に上る列もあまり並ばずに済んだ。

                        Funeboko_geki

                        Funeboko_kaji   

時間が早いうちは人出が少なかったので、京都ならではの古い建物をじっくり見ることができた。木造の町屋、明治大正あたりに造られた古いビル、その狭間に無数に存在する路地。京都の街中といっても、下京あたりは庶民的。江戸の下町とはまた違った趣きがあり、まったりゆったり落ち着ける空間だ。やっぱりいいなぁ、京都は。

今日の山鉾巡行も見たかったが、仕事もあるし昨日慌しく帰京した。祇園祭、来年も見られたらいいな。

photo/上・鉾町の路地。銀色の円柱状の入れ物に「昭和三十二年」と記してあった。祭の道具入れかな。
中&下・私が一番好きな鉾「船鉾」の船首と船尾。祭神は神攻皇宮。鷁(げき)と龍の意匠で豪華に飾られている。舵は螺鈿細工だ。

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湯島にて

Anesama武藤江戸あねさまを観る会@湯島天神・参集殿。

師匠のお母さま主催の「あねさま」の展示会。年齢や職業などにより異なる江戸時代の女性の髪型や服装を、和紙と千代紙で表現したあねさま人形だ。

高さは一般的なもので約25cmほど。髷の形とそれを彩る櫛や簪の凝ったディテールがすごい。パーツはじつに細かく、制作には根気のいることと思う。高さ5cmほどのミニチュアサイズ(「針姉様」と書いてあった)もあって、その精巧さに驚いた。

Yushimanoushi着物と帯の柄選びに作者の個性が垣間見られた。古典的な表情のあねさまもいれば、現代的でモダンな印象のあねさまもいる。着物の色柄合わせは洋服とはまったく異なり、柄×柄や、反対色・補色の組み合わせなどかなり大胆なコーディネイトが粋に見え、おもしろい。

江戸前の粋な着こなしは、素人にはなかなか難しい。あねさまをYushimaajisai観て、色や柄合わせの勉強になると思った私でありました。

湯島天神の近くでは、アジサイがあちこちで咲いていた。6月だなぁ。

photo/上・「武藤江戸あねさまを観る会」会場にて。髷はすべて白い和紙。島田を結った奥方、桃割の町娘、文金高島田の花嫁、着飾った太夫(花魁)など、その種類は多い。稚児、男児の人形もあった。
中・湯島天神の牛。もちろんなでてきたよ!(アタマがよくなるおまじない)
下・湯島天神近くに咲いていたアジサイ。ガクアジサイかな。

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金魚

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昨日(16日)の午後、ちょっと時間がとれたので世田谷ボロ市へ。

人は多かったが、行き交う人とギュウギュウ押し合うほどでもなく。平日だから、日が高いうちはこんなものだ。着物屋さんが増えているような気がした。反物を漁ってみたが、いいなと思ったものは数万したりして、ちっとも安くないのだ。一般的なリサイクルやアンティークの店より高い。それでも、売れるんだろうな。祭だから。

人手はそこそこなのに、代官餅は待ち時間30分と大人気。ああ、今回はパスしてしまった。12月にはGETしなきゃ。今年は骨董品もなんだかイマイチだなぁ、と思いながら会場をぶらぶら歩く。そして出会ったのが、写真の金魚たち。脇の路地に並んでいる骨董品屋さんの中で、真っ赤な金魚が6匹居た。ああ、目があっちゃった。わかったよ。うちへおいで。

札に「山さんごの金魚」と書いてあった。箸置き? でも、口の下側に小さな穴が開いてる。お店のご主人によれば、この穴に糸やテグスを通して飾りに使われていたものらしいとか。はっきりとわからないそうだけど。口に糸を通すと、金魚が上を向いてぶら下がるような感じになるのか。

2匹購入。使い道は…考え中。ストラップやネックレスにするのもいいが、こうして飾るだけでもカワイイ!

photo/山珊瑚の金魚。長さ約4cm。実物は、この画像よりもっと赤い。緋色という感じだ。お腹側はちょっと朱色っぽい。

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「若冲と江戸絵画」展

Jakuchu26日、お稽古の前に東京国立博物館へ。若冲を観に行く。

最終日前日、しかも土曜日ということですごい混雑を予想していたものの、現地に着いた1時半ごろの時点では、待つこともなくすんなり入場。中に入るとやはり人は多かったが、平日昼間の北斎展(⇒昨年11月の記事)よりもマシ。さほどストレスを感じることもなく、自分のペースでじっくりと絵を観ることができた。博物館を出るときは、30分待ちになっていたけれど。

伊藤若冲の絵は、パワフルでおもしろい。構図がとにかくしゃれていて、近代的なグラフィックアートのようでもある。観ていて本当に飽きない。彼が描く動物や植物には、グロテスクという表現がぴったりなほど強いデフォルメがされているものがある。リアルを通り越したグロい誇張が滑稽さやかわいらしさを伴なって、あの、思わずニヤリとしてしまう独特の表現につながっているのだと思う。今回の展示で「エキセントリック」という構成タイトルが使われていたが、まさにそれ。200年も前の絵なのに、今でも充分エキセントリック。江戸時代の人々は、彼の絵を観てどう感じたのだろう。

一番の人気は「鳥獣花木図屏風」かな。象や虎などたくさんの動物と植物が86000もの升目で描かれたモザイク画。この展示の前は人だかりがすごくて、なかなか絵の近くに行けなかった。最前列でも、升目の細部までは見えず。拡大鏡で間近に見ないと、あの細かい表現はなかなかわからない。拡大された印刷物で、その片鱗をあらためて味わう。

この展示はアメリカのプライスコレクションで、若冲マニアのジョー・プライス&エツコ・プライス夫妻が集めたもの。若冲の絵は思ったより少なかったが(私が一番好きな仔犬の絵はここにはなかった。残念!)、ほかの画家達の絵や屏風がたくさん出品されていて、圧巻。とくに、長沢芦雪、酒井抱一、鈴木其一らの絵が印象的。会場を暗くして、絵に当てる光を変化させながらの屏風の展示がきれいだ。金銀の塗りの豪華さ、変わる灯りの中で浮かぶディテールなど、ふだん観られない部分が浮かび上がり、とても興味深かった。

東京の展示は明日(27日)まで。9月23日~11月5日京都国立博物館。その後、福岡(大宰府市)、名古屋へ。また観たいなぁ。
プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展 公式サイトはコチラ

photo/会場で購入した、伊藤若冲筆「鶴図屏風」のポストカード。折り目がついていて、ミニ屏風として飾ることができる。

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山鉾巡行

Huneboko終日、京都はざんざん降りの大雨。祇園祭の山鉾巡行は、この雨のなかで行われた。

Kikusuiboko今日は仕事を離れて、個人的に祭を見に行った。祝日でもあり観光客は多いが、大雨のためか、思ったほど混雑してはいない。四条や烏丸、御池通りでも、人はたくさんいるものの、ぶつかったり押し合ったりすることもなく、自分のペースで歩きまわることができた。いらち(大阪弁で「せっかち」の意)な私でも、ストレスを感じることがなく。これは雨のおかげか。

四条烏丸のスタート地点を少し見て、あとは御池通りでじっくり見た。山鉾の豪華な調度品にはビニールがかけられていて、どれもはっきりと見られず、残念。今年は曳き初めも宵山も見たけれど、ずっと天気が悪くてビニールが外されることはなかった。お囃子さんが乗り、祇園囃子とともに勇壮に通りを進む鉾の合間に、こぢんまりとした山が3基ずつ続く。この雨のなか、濡れながら静かに練る山たちは、なかなか儚げで独特の味わいが。

Housyoyama祇園祭は貞観11年(869)、疫病の災厄を祓うために祈願したことから始まったお祭で、応仁の乱後の明応9年(1500)に再興されて以来、現在行われているような山鉾巡行を初めとした様式が定着したという。数々の変遷はあるにせよ、今のような形になって500年余。さすがに京都である。

この雨はまだ続くようだ。各地で大きな被害が出ている。祇園祭の山や鉾は、疫病の災いを集め、それを祓うために都大路を巡行する。この雨の災厄も長刀鉾のひと太刀で、祓ってしまえないだろうか。夕方の新幹線で帰京。東京も雨。

photo/上・四条烏丸を通過する船鉾。とても美しい姿の鉾だ。宵山で船鉾のちまきを購入。玄関にかけて厄払い。
中・モダンなお囃子がカッコいい菊水鉾。しかし今日は雨でお囃子もあまり響かず。御池通り。
下・平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折ったという伝説に由来する保昌山(ほうしょうやま)。ビニールかぶった保昌さんの姿があはれ。御池通り。

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宵山

Giontyouchin_1今日は祇園祭の宵山。またまた京都へ行ってきます。

Naginataboko_1宵々山も宵山も例年混雑するけれど、今年はちょうど週末、しかも連休に当たっているので、ものすごいにぎわいだろう。昨日、四条室町近くに住む知人に電話したら「人が多うて、外に出られへん!」と。鉾町に住むのも大変そうだ。

photo/上・四条通りにかかる提灯。2つの家紋は八坂神社の紋。
下・長刀鉾。祇園祭の山鉾は年代モノの工芸品で飾られており、“動く美術館”といわれている。いずれも12日撮影。

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祇園祭

Tsukihoko12日、京都へ。仕事で、祇園祭の鉾の曳き初めを見てきた。早いところではもう鉾の前に提灯が立っていたので、夜はキレイだったかも。残念ながら、昨日は日帰りだったため、それを見ることはできなかったが。

久しぶりに生で聴く、コンチキチンのお囃子。何年ぶりやろ。ええなぁ、やっぱり。

京都の祭というと、葵祭や時代祭の平安貴族風ののんびりイメージを思い浮かべる人が多いけれど、祇園祭はなかなかアクティブな庶民のお祭りである。鉾や山を立て、動かすには、かなりの技術が必要。あの大きな山鉾の骨格は、木材を縄で巧妙に組み合わせる伝統的な工法で作られている。大工さんたちの腕の見せどころだ。

美しい彫刻や年代モノのタペストリーなどで彩られた鉾に、鉦や笛を持ったお囃子さんたちが乗り込み、扇子をもった2名の先導役(「エンヤラヤー」と声を掛ける人。役名失念)もスタンバイ。そして、鉾は動き始めた。曳き初めは鉾町内でのテスト走行だ。町内を少し動かすだけなのだが、それでも、通りのワンブロック分はある。見ているとけっこう移動距離があって、迫力満点。子どもを含む、地元の方々が鉾につけた紐や布を握り、みんなで曳いていた。鉾車が軋んで立てる、あの「ギシギシ」という音が、私はとても好きだ。

今年は宵々山からちょうど3連休にハマってしまった。すごい人手になりそうだ。祇園祭はじつは7月1日から1ヶ月かけて行われる壮大なお祭りで、山鉾巡行だけがすべてではない。でも、やはり巡行は特別! 17日は雨になりませんよーに。

photo/曳き初めでゆっくりと動き出す月鉾。ここは浴衣の柄もカッコいいんだよ~。バックするときは、先導の2人が反対側に乗って、すかさず前後をチェンジ。さすがにUターンはできないか。

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代官餅

daikanmochi-pack 世田谷ボロ市へ。

昨日の冷たい雨とは打って変わって、今日は朝から快晴、しかも暖かい。朝10時すぎ、すでにボロ市通りは人でいっぱい。ものすごい人出だ。

12月のボロ市では入手できなかった代官餅を、本日はGETできた。先にオツレ様を行列に並ばせつつ、自分はちょっと遅刻ということになってしまった…スマソ~。20分ほど待って、めでたく購入。以前、代官餅のために1時間以上並んだこともある。20分待ちなんて、ずいぶん早いほうだ。

daikanmochi-karami おろし餅、あんこ餅、きなこ餅。3種類すべてを買い込んだ。明らかに、2人で食べきれる量ではないのだが…。餅売り場のテントの近くの台に陣取り、パックを開けてさっそくeat in。大きなお餅が5個(6個かも)、パックにぎっしりと詰められている。

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ボロ市

daikan-yashiki夕方、仕事の合間に、ちょこっと世田谷のボロ市へ。

ボロ市は、12月15・16日と1月15・16日に世田谷の代官屋敷を中心としたエリア(ボロ市通り)で行われる縁日。400年も続いているという、伝統的な「市」である。世田谷線の世田谷駅から上町駅界隈の路上に、古着や骨董、おもちゃなどの露店が立ち並び、あたりは人でごった返す。

ボロ市通りへは、うちから歩いて20分ぐらい。世田谷に引っ越してから、毎年のようにボロ市を見に行っている。以前から骨董品屋さんが多かったが、今年はやけに胡散臭い瀬戸物屋さんが多かったような気がした。

boro-ichi-1216ミントンのプレート500円(新品)、マイセンのマグカップ(新品)1500円。その店はすべてがブランド食器。ちょっと怪しい箱つき。マイセンの銘を見ても、私には本物かどうかは判別できず。でも、あれはヤバイと思うよ。一生懸命買い込んでいたオバちゃんはいたけど。サクラ? それとも…? 別の店では「オールド・ノリタケ!」と強調されて売られていたカップ&ソーサーもあった。5000円。モダン系の幾何学デザイン風で、色はグリーン。本物だったらこの価格は激安だが。いやあ、どうなんでしょう。

代官餅を買いたかったが、行列がすごくてパスしてしまった。次回は並んでGETするつもり。

photo/上・通称「ボロ市通り」にある代官屋敷。旧彦根藩世田谷領大場代官屋敷、というのが正式名らしい。現在では郷土資料館になっている。
下・ボロ市通り。この少し先を左に曲がると天祖神社があり、そこで代官餅が売られている。

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九谷

kutani先日、仕事で内房に出かけた折、帰路でカメラマンのO氏が骨董品屋さんを発見。車を戻して、その店に立ち寄った。

店先では、お姉さんが食器洗いの真っ最中。大きなたらいにたくさんの磁器が泳いでいた。最近、骨董の和食器などを収集しているO氏は、すでにお買い物モード全開。よさげな絵付けのコーヒーカップや椀、ウランガラス?のお皿などをバンバン選んでいる。Oさん、本当に買い物うまいな~。

ここは数百円から数千円の日常使いの食器がメインのお店のようで、棚には手ごろな値段で使いやすそうなものがいっぱい。そこで、私は出逢ってしまった。この茶器と。

ああ、このコテコテな顔料の盛り。松と梅に月、椿。金彩で格子を描いた派手派手でポップな図柄。いかにも九谷焼という趣の茶碗。そして、別の棚に同じ絵の湯冷ましが居た。…わかったよ。みんな、我が家へおいで。購入決定!

このセットはたぶん急須も存在していたのだろうが、店には見当たらなかった。ほかの荷物と一緒にどこかにあるかも、と店のお姉さん。縁があれば、いつか逢えるだろう。なんだか、逢えそうな気がするよ。

photo/華やかでかわいらしい松や梅の絵付け茶碗と湯冷まし。このコテコテな感じが九谷のよさだと思う。銘はいずれも「九谷」。

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北斎展

hokusai-2005昨日、東京国立博物館で「北斎展」を観る。

会期は12月4日まで。終了間近なので、平日の昼間でも非常に混んでいた。月末&年末進行で仕事も忙しいのだけど、カレンダーを見ると昨日しか行く日がなかった。で、慌てて出かけた。そんな焦り組がこの時期、多いんだろうね。

12時すぎに現地に行ったら、入口の前で長蛇の列。待ち時間30分と言われた。「4列に左から詰めて並んでください」と係の人。このあたりはさすが日本人(外国の方も多かったが)、隊列を乱すことなく、整然として。みんな、心の中では「うぜ~」と思ってるはず。でも、文句を言う人もおらず、列は静かに少しずつ進んでいった。

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世界の「傑作」=KABUKI

kumadori 「人類の口承および無形遺産に関する傑作(世界無形文化遺産)の宣言」。この「傑作」に日本の歌舞伎が選ばれたらしい。

※歌舞伎が「傑作」入り(共同通信)⇒ニュースソースはコチラ

この「傑作」はユネスコが選ぶもので、私は知らなかったのだが(ハズカシイ!)、過去、能(2001年)と人形浄瑠璃・文楽(2003年)が認定されているという。ようやく、歌舞伎がその仲間に。

人が唄い、奏で、演じ、舞う「無形遺産」。建造物や自然の風景は、その唯一のものが同じ場所で歴史を刻んでいく。しかし、音楽や演劇は人により伝わり、いくつものバージョンを生みながら時を重ねていくもの。現代ではその無形の姿を録音・録画して有形のものとして残すことはたやすいけれど、それはあくまでも過去の遺産である。今日も歌舞伎は演じられており(歌舞伎座は今日、千秋楽。わがお師匠サンも出演。おつかれさまでした)、つねに新しい、オンタイムの遺産が生まれ続けている。

歌舞伎の音楽として誕生した長唄も、その「傑作」の一部として、より広く知られるようになるといいな。長唄は日本の伝統音楽であり、歌舞伎や日本舞踊のBGM。私は、歌舞伎をあまり知らない人には、長唄はようするに日本版洋楽のクラシックみたいなものと説明することもある。しかし、どう説明しても、古典芸術に興味のない人には「肩が凝る、格式ばっていて詰まらない、眠くなる(笑)」小難しいものと思われるようだ。眠くなる演奏会や芝居はよくあるので、その気持ちもわかるけど…。

この週末はお稽古もないし~、と開放感に浸っていたが、イカンイカン! 精進しなきゃあ。

photo/歌舞伎の隈取柄のあぶらとり紙入れ。和紙製。ずいぶん前に国立劇場の売店で購入したような記憶があるが、もしかしたら歌舞伎座かもしれない。

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特別展「浮世絵の楽器たち」

ukiyoe8日、快晴の午後。取材の帰りにぶらぶらと表参道へ。

久しぶりに旧同潤会アパートの前を歩く。再開発のビルはずいぶん出来上がっているようす。覆いがはずされて、1Fのテナントエリアが丸見えになっていた。ガラスも入っていないスペースも多く、コンクリートむき出しで内装はこれからという感じだが、ショップが立ち並ぶさまがなんとなく想像できた。

2F以上のフロアの窓枠の一部が焦げ茶色だった。工事中の仮枠なのかもしれないが、レトロな感じがして、ちょっとワクワク。アパートが壊されたときはただ残念でモダンなビルなんて嫌だなぁと思っていたけれど、今では完成が待ち遠しい。設計は安藤忠雄&森ビル。名称は表参道ヒルズとなる。

表参道を歩いたのは、太田記念美術館に行きたかったから。ここは浮世絵の美術館で、地味だがけっこうおもしろい展示をやっている。10/1から特別展「浮世絵の楽器たち」を開催中。行かねば~!と思いつつ、10月の前期展示は見逃してしまった。で、本日ようやく、後期展示を鑑賞。

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縁起物

maneki-neko-01風水や占いに凝るほうではないのだが、気がつけば縁起かつぎのグッズがやけに増えている。

長唄の会、とくにお浚い会では「おめでとうございます」がごく普通のご挨拶。祝儀袋には「壽」の文字。「御祝」でもよいのだが、「壽」のほうがしっくりくる。長唄に限らず、伝統文化の世界では縁起のよいもの、おめでたいものが好まれ、日常的によく使われる。それは洋の東西を問わず、西洋にもラッキーアイテムを大切にする文化があり、世界中に古くからの縁起物は存在する。

日本の縁起物は歴史的にも中国から伝わったものが多いと思うが、まねき猫は日本発祥のものらしい。豪徳寺が発祥だとか、そのルーツには諸説ある。右手を挙げているのがお金を招き、左手だと人を招く、だったっけ。

photo/うちのチビまねき猫。正月飾りの記事を作ったときにリースにつけたまねき猫の根付で、右手を挙げている。お金、招いてくれませ~。

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高円寺のキティちゃん

kitty_1時節がらサッカーネタが連続しているが(もちろんまだまだ続きます)、本日出会った“和モノで必勝祈願”なお話を。

梅雨の晴れ間。蒸し暑い日だった。今日は朝から高円寺へ。その目的は『高円寺阿波おどりキティ』。17日に発売されたばかりのご当地キティちゃんである。ハローキティの根付(ストラップ)は、地域限定のご当地モノ花盛り。日本全国で作られ、いまやハワイなど海外バージョンもある人気グッズだ。

11時すぎ、高円寺駅に到着。駅前の商店街にあるお店に入り、『高円寺キティ』をGET。ボールペンも一緒に並んでいたけど、根付のほうが数がグッと少なかったよ。発売早々、売れてるみたい。私は2個を購入。ひとつは、取材で出会ったコアなキティラー(キティマニアのことらしい)さんにプレゼント、もうひとつは自分に。

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屋形船

yakatabune先日、を見たあとのお話。

その日、友人と私は大門から品川方面へ、第一京浜沿いをぶらぶらと歩いていた。途中で大きな虹を発見、そして信号を渡り、道は橋に差しかかった。ふと左側を見ると、川面に赤やピンク、オレンジの提灯が映っている。屋形船だ。

日没のころだったため、あたりはほのかに明るく、提灯そのものの灯りはまだそんなに目立っていなかった。船に乗り込む人たちが見えた。これから東京湾を遊覧するのだろう。

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木瓜に葡萄

sometsuke最近やけに、染付の器に目が行ってしまう。焼物については、盆栽のお道具本を作ったときに種類や製法をほんの少しかじった程度。染付なんて言葉も使うのがはばかられるほどの素人なんだけど。

私はずっと、磁器ならカラフルな色絵のモノが好きだった。日本の焼物のなかでは、華やかな図柄と大胆な色合わせが特徴の九谷焼がお気に入り。いつか久谷の古い器をいろいろ買い集めたいと思っていた。

ところが、昨年あたりから白地に藍の染付もいいな、と。それなら伊万里…だよなぁ~、なんて思うようになり、古道具屋さんをちょこちょこのぞくようになってしまった。ド素人なので、高級な骨董屋さんへ飛び込む勇気はまだない。古道具屋や雑貨屋で、数百円の器を買う程度。それも、何焼かハッキリわからないモノだったり。

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コクーン歌舞伎「桜姫」

四世鶴屋南北・作「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」を題材とした芝居だが、コクーンの「桜姫」は非常に前衛的で、いわゆる古典歌舞伎とはまったく別モノ。演出はコクーン歌舞伎や平成中村座でおなじみの串田和美氏。

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6日の夜は渋谷・Bunkamuraのシアターコクーンへ。コクーン歌舞伎「桜姫」の2日目。

何が前衛的かというと、まず、舞台美術。画家の宇野亜喜良氏の絵が、この芝居の重要な装飾となっている。場内には美しく妖しい幕絵が何枚も掛かり、上演前から、すでにアンダーグラウンドな気配が満開。故・寺山修司氏の天井桟敷や麿赤児氏の大駱駝艦の世界観が大好きな私にとって、この世界は絶対にアリ、アリ!!

コクーンには花道がないのだが、役者さんたちは客席に何度も乱入し、小屋の空気に一体感をもたらしていた。高さを生かした造形や可動式の舞台装置などがふんだんに使われていて(それを動かすのは河原乞食や河童の風体をした俳優サンたち。彼らは芝居の背景に溶け込み、アングラな景色を作り上げていた)、空間の使い方に独特のものを感じた。

福助サンは天然な姫っぷりがツボ。妖艶でとてもキレイなんだけど、それを大いに喰っていたのがお局・長浦役の扇雀サン。いやー、扇雀サンってこんなに器用な役者だったんだ~(失礼!)、と、私はずっと目からウロコ状態だった。相方の弥十郎サンとのからみもおもしろく、これはもう扇雀サンの新境地でしょう。橋之助サンはクールにキッチリこなした、という感じ。また、ウマいなあと思ったのは勘太郎サン。お兄ちゃん、いなせな悪役だったねぇ。カッコよかった。七之助サンとの対決お笑いシーンも多く、おもしろい。

3時間半を超える長丁場だけど、「芝居小屋という特殊な世界にいる自分」を存分に感じ、最後までよいノリで楽しめた。ただ、後半がちょっと垂れてたかな。原作にある妖艶な怪談話の要素が薄まっていた点を残念に思う。まあ、あれで後半にも力を入れると4時間超えてしまうだろうけど。

歌舞伎を観たことがないという人でも、すぐにその世界に入っていけるハズ。当日発売の立ち見席もあるようなので、暇を見つけて、また観に行こうと思っている。

photo/「桜姫」パンフレットとチケット。前から4列目の平場(床に座布団を敷いた席)。長時間の体育座りはキツかったけれど、役者さんが乱入してくるラッキーな位置だった。私のすぐ後ろを橋之助サンや勘太郎サンが駆け回ったとき、白粉(おしろい)の残り香が。観客の足を踏まないように気をつけながらの演技、オツカレサマです…。

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