おくりびと
昨日、仕事の帰り、久しぶりに駅前のビデオ&ゲームショップに立ち寄った。ゲームソフトをざっとチェック。うーん、ピンとくるソフトがないなぁ。いや、「バイオハザード5」には心動いたんだけど、うちにはPS3がない。買おうと思って、そのままになっている。
店を出る前に、奥のレンタルビデオのエリアをひと回り。邦画のコーナーの目立つ場所に「おくりびと」のDVDがたくさん並んでいた。もうDVDが出てるんだ。アカデミー賞の外国語映画賞は最近のことだけど、公開は昨年だし、このタイミングでDVD発売は早くはないか。ちょうど話題を集めたところだったから、劇場での集客、DVDの売れ行きともに好調らしい。
モッくんは大好きな俳優なので、この映画は劇場で観ようと思っていた。しかし、自宅で観て正解。涙腺が緩みまくりだったから…。死ぬってどういうことなのかな。家族との関わりとか血のつながりって何かな。そんなことを考えながら観た。最近、伯母が亡くなったこともあり、いろいろな気持ちがわき起こってきた。もう会えないのは寂しいが、亡くなった人は新しい世界に旅立ったわけで、悲しいけれど、その旅立ちはしっかり見送ってあげなくては。
死という題材を扱い、主人公の人生じたいがけっこうヘビーなのに、ストーリーが淡々と流れ、重々しくないのがよかった。身重の奥さんがミニスカートだったり(現実には妊婦さんでも短いスカートはアリだろうが、納棺に立ち会うときまでミニっていうのに違和感。身重以前に、正座をする、しかもあのような場にミニスカートを履くかな。あと、奥さんの孤独感の描き方がちょっと足りないかも。広末サンは好演していたと思うけど)、出て行った父親のこと(顔を覚えていないとか、石を握ったまま死んだとか、ちょっとこじつけっぽいところが…。峰岸サンには泣けましたが)、全体の時間の流れがちょっとわかりにくかったことなど、残念なところがいろいろあるが、いい映画だと思う。
最近の邦画はテレビの特番枠でいいのでは、というような作品が多いが、「おくりびと」は“映画”といえると思う。レンタルDVDで観た私がいうのも、矛盾しすぎてますけど。ただ、何度も観たいかといえば、テーマ的に私には難しいかも。人の死だけでなく、ほかにもいろいろなことを思い出してしまうからね…。
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